9、震災を憂う①

今週、出張で長野県へお邪魔いたしました。

佐久市方面から、国道141号を韮崎方面に向かい走っていると、

佐久穂町・メルヘン街道入り口を過ぎた橋辺りにさしかかると、同乗の営業さんから、

『確か、この橋でしたよね』と声を掛けられました。

そうです。約1年3ケ月前この橋の上で、あの未曾有の東北の大震災に遭いました。

この地でも震度4の大きな地震でしたが、その時は事の重大さにまだ気づいておりませ

ん。本社や自宅は大丈夫か?すぐに電話を掛けましたが、なかなか通じません。

高速道路も不通となり、私たちは内山峠を越えて群馬県下仁田へ入りりました。

群馬県の左半分は停電しており、信号機が不通でしたので、大きい交差点は警察官の

方が、手旗で対応しており、徐々に事の大きさに気づきはじめましたが、相変わらず電

話は通じません。

電話が通じると、会社からの報告では、「棚から物は落ちる」「工場の機械は横揺れで

動いしてしまう」など、徐々に全容が見えてきました。

この夜、テレビやラジオからは、信じ難い目を覆いたくなる映像が次々に飛び込んできて

画像はさながら、生き地獄です。

この日から、日本の大きな憂いが始まりました。

東北地方太平洋沖地震の被害に遭われました皆様に、

心よりお見舞いを申し上げると共に、

一日も早い被災地の復興を心よりお祈り申し上げます。

私たちに出来ることは、まず『寄り添う事』です。

この怒りや悲しみはどこへぶつければいいのでしょうか。

この続きはまたの機会に。