65、震災を憂う④

先週末、山形・宮城へ訪問させていただきました。

お客様におかれましては、貴重なお時間を対応下さり、ありがとうございました。

栃木・福島と東北自動車道を北上していくと、

まさに日本はお米の国だと気づかされます。

お米は頭を垂れ、金色に、たわわに実っています。

見渡す限りの米畑は、まさに日本の初秋です。

山形では、先月の日本海側での大雨に見舞われた影響で、

土砂崩れ等の災害の爪痕が見受けられました。道が崩落した個所もありました。

翌日は仙台から南下したので、名取市の産地や仙台空港や閖上に立ち寄りました。

11日ですでに震災から二年半です。

震災から幾度と東北を訪れ、現状を目の当たりにしてきました。

震災時、大津波に襲われた名取市上空を自衛隊機が上空から映した画像は、

鮮明に焼き付いています。昨年は立ち入り禁止になっておりましたが、

ようやく入れるようになった様です。しかし現状は何もありません。

これが現実です。

白石で遅い昼食をとっていたら、地元のローカルテレビで

震災から二年半が経過した特別番組を放送していました。

トップニュースは、被災地では最後に、宮城県石巻市の、

長面(ながつら)地区と尾崎(おのざき)地区で、

震災以来2年5カ月ぶりに電気がともった。福島第一原発の周辺を除き、

最後の復旧となったと伝えています。

まだライフラインが復旧していないのかという驚きと、

関東と東北の温度差を改めて感じました。

震災で流された写真を復旧するボランティア団体の話等や、

伝えられていない事が多いのです。

スピード感がないな。早く早く。

オリンピックも大事ですが、復旧・復活です。

一度訪れてみるといい。