71、底冷えの大阪

週末、大学時代の友人の結婚式に出席するため、大阪を訪れました。

大阪は縁がなく、全く地の利もありません。

梅田シティのウェスティンホテル大阪にて挙式が行われました。

しかし年を重ねると、どうして涙もろくなるのでしょう。

讃美歌312番のパイプオルガンの音色、聖歌隊の歌声、真っ直ぐに心に届きます。

S君よかったね。奥様おめでとうございます。

夜はホテルのバーで、大学の同級生と高いウイスキーを頂き、

芳醇な香りとのど越しに久しぶりにウイスキーも美味いなと感じました。

 

翌日、朝食をとっていると雪が舞い始めました。

早々に荷物をまとめます。キャリーバッグも10年以上の付き合いでしょうか。

東日本はほぼお邪魔したでしょうか。本当に大事な戦友です。

 

新大阪からのぞみに乗車です。京都・米原・関ヶ原と、

雪の影響で速度を落としての運行です。

社内のアナウンスは15分遅れです。

伊吹山は雪山です。 まさに銀世界、寒々です。

 

岐阜に入ると濃尾平野は雪も止み、名古屋も近くなると快晴です。

浜名湖の水面は輝き、富士市からの富士山は威風堂々、天高くそびえています。

 

帰りの、のぞみは2人掛けを一人で座れて、のんびりしています。

それにしてもアクセスが格段にいいよね。のぞみは。

新大阪を10:50発で本庄早稲田に14:32分着だものね。

日本を半分くらい走ってこの速さだもの。

 

 今回の旅のお供は3冊の単行本です。

〇 「家族往来」 森浩美 双葉文庫

〇 「ふるさと銀河線」 高田郁 双葉文庫

〇 「リーダーの英断」 日経ビジネス文庫

最近は好んでこの手の本が多いです。

生きにくい時代です。たくさんの痛み・苦しみ、そして喜びにあふれた中

幸せを信じての気持ちの持ち方・考え方、そして温かさ。

そんな押し付けがましくなく、寄り添う様な作品に惹かれます。

 

そしてお土産は、ザ大阪の蓬莱551の豚まんとシュウマイ、柿の葉すしです。

蓬莱の豚まんは説明なしの有名店。ジューシーで、納得のお味です。

柿の葉すしも味わい深いです。富山の鱒すしより、こっちの方が好きかも。

大阪は粉ものだけでなく、美味しいものが多いよね。

材料を無駄なく使い切る。「始末」の文化。朝ドラの「ごちそんさん」で覚えた。(笑)

しかし日本には美味しいものが沢山あるな。

よかった日本に生まれて。

 

関西弁の女の人ってイントネーションがかわいいね。

寒い大寒の入りでした。