138、春一番。

 列島の天気は大荒れですが、午前中に春一番が吹きました。

この陽気ですので、うずうずして動きたくなります。

それにしても暖かな日です。 暖かいと言えば、、、。

先日ラジオで 『海水温の平均気温が2度上がると、サンゴ礁の8割が死ぬ。

サンゴ礁に依存している魚は全体の四分の一だそうだ。という事はサンゴが絶滅すると

四分の一の魚がいなくなる。4度海水温の平均気温が上がると、

7割の魚の生態系が変わるらしい。』と言っていた。 

人間の生活にも密着する話で恐い。群馬だって、あと40年後には人口が40万弱減る。

未来を担う子供達は大変だ。 僕らは、今が良ければそれでいいではすまされない。

希望ある未来を残したい。

 

さて、昨日も気持ちの良い日でした。 朝からうろこ雲が、実にきれいに空を彩ります。

若い頃には気が付かない事も沢山増えました。

些細な風景や日常にも喜びを感じます。

きれいなうろこ雲、日差しの暖かさ、心地よい風。 

後世にきちんとバトンをつなぎたいですね。

 

さあ最近は、本のご紹介がご無沙汰でした。

少しご紹介します。

●『17歳に贈る人生哲学』   葉祥明   PHP研究所

子供が大海に出るための船出の指針書のような本です。

若い頃にこんな詩と本に巡り合いたかったな。

● 『さりげない思いやりが伝わる大和言葉』  上野誠   幻冬舎

万葉集の第一人者の著者が大和言葉を奥深く解説しています。目からうろこです。

● 『江戸暦から学ぶいい暮らし』 荒井修 いとうせいこう  講談社

江戸の暮らしぶりを12か月にわけて雑学で紹介しています。知らないことが多いです。なるほどの連続です。

● 『シンプルに考える』   森川亮   ダイヤモンド社

元 LINE CEOの著者が考える思考の本質です。

● 『本質を見通す100の講義』  森博嗣  大和書房

物事に本質を問いかける姿勢がうかがえます。鋭い本です。

 

126、梅雨の晴れ間に梅酒づくり。

梅雨入りして一週間が経つ。

梅雨の中休み、30度を超える真夏日。

厳しい暑さから一転、夕方になると突風と雷雨。

軽自動車は横転するは、グラウンドのネットは倒れるは、屋根のトタンは飛ばされるは、

伊勢崎市は大あらわ。私の住んでいる地域は南部なので、被害はなかったが、

北部の赤堀地域の被害は大きいとの事。夕方のニュースで大きく扱っていた。

天災は本当に恐い。被害が少ない事を願っています。

 

そして、今年も梅酒を作りました。

①梅のへたを千枚通しで取リ除きます。

②梅を軽く洗い、丁寧に水を布巾でふき取ります。

③梅(2Kg)と氷砂糖(1Kg)を交互に瓶(8L)に入れていきます。

④ホワイトリカー(3600g)を注いで、キャップを閉めれば、完成です。

3ケ月もすれば飲めるようになりますが、梅がよく漬かるまで我慢です。

ソーダ割り、最高ですよね。芳醇な味と香り、今から楽しみです。

 

しかし、どうも梅雨時期は、気持ちが停滞します。

仕事は、目標をたて、計画し、行動に移す。

結果を検証し、また繰り返す。この連続の作業だと思いますが、

継続するには多くのエネルギーが必要です。

相手は今何をしたいのか、どういう状況で何をしてほしいのか。

よく相手を理解し、気持ちを量る想像力も必要です。

聞く耳がなくなり、相手の言葉に耳を傾けられなくなったり、

相手にきちんと伝えない、判断しないのは、お互いの負担となります。

まずは、誰かのために、そして自分のためにです。

自分の心を整えて、相手を思んばかり、整理整頓していきたいものです。

すぐに出来る事は、いますぐにしなければ。

 

そして手元の本がたまってしまいましたので、一気に紹介しまょう。

●『103歳になってわかったこと』  篠田桃紅 幻冬舎

あれよあれよとベストセラーに。103歳になっても見えないものは沢山ある。謙虚でいること、ほどほどが幸福の第一歩かもしれません。

●『豪商列伝』 河合敦 PHP研究所

豪商の成功哲学、生きる知恵です。いかに商売を大きくしたか。ヒット商品を生み出したか。苦闘を乗り越えたのか。ビジネスヒント満載です。河合さんの切り口は本当に面白いです。

●『関東人と関西人』 樋口清之 PHP文庫

関東と関西との比較を通じた日本人論の傑作です。知的好奇心がくすぐられますよ。

●『大人の説教』 山本一力 文春文庫

時代劇の人情ものを書かせたら一級品の人気作家の山本一力さんです。そんな山本さんが書いたエッセイです。元気になります。

●『想像ラジオ』 いとうせいこう 河出文庫

昨年、各賞を総なめした作品です。文庫になるまで待ちました。よく書かれている。生死の狭間にチューニングを合わせる術を人はもっているのかも知れません。僕は『忘れない』というチャンネルがあると信じています。

●『考えることについて』 串田孫一 徳間文庫カレッジ

はい、山の哲学者ことクシマゴ先生です。希望と愛、不安と迷い。考えることの役割はよりよい状態になるための工夫です。柔らかな頭をつくるために。

●『一度きりの人生をまっとうする100のコツ』  段文凝 マガジンハウス

人気中国語講師の段文凝さんが、中国の「菜根譚」から100条をセレクト。中国の女の子らしいセレクトですが、やはり中国最高傑作として名高い「菜根譚」の処世訓です。「菜根譚」が大好きな日本人ですので、入門書としては最適かも。

 

123、祝婚歌

先日、本屋さんに吉野弘さんの詩集が山積みされていた。

ここのとろろ忘れたころに、吉野さんの『祝婚歌』が話題になり、人々を魅了する。

この詩が読まれると直ぐに問い合わせが殺到する。

誰の詩なのか。なんという詩集なのか。

タイトル通り、結婚へのはなむけのお祝いの詩なのだが、人々の胸に響き、

結婚式で朗読される事も少なくない。

まさに最上級の祝婚歌だと思う。

吉野さんご自身が「この詩は僕の民謡みたいなものだから、

この詩に限ってどうぞなんのご心配もなく」と書かれている。

ということで私も、ご紹介させていただきます。

初めて読んだ時の気持ちの揺れは忘れません。

 

●『二人が睦まじくいるためには』 吉野弘 童話屋

●『続・吉野弘詩集 現代詩文庫119』 思潮社

 

『祝婚歌』  吉野弘

二人が睦まじくいるためには 愚かでいるほうがいい

立派すぎないほうがいい

立派すぎることは 長持ちしないことだと気付いているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい 

完璧なんて不自然なことだと うそぶいているほうがいい

二人のうちどちらかが ふざけているほうがいい

ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても

非難できる資格が自分にあったかどうか

あとで 疑わしくなるほうがいい

正しいことをいうときは 少しひかえめにするほうがいい

正しいことを言うときは 相手を傷つけやすいものだと

気づいているほうがいい 

立派でありたいとか 正しくありたいとかいう

無理な緊張には 色目を使わず

ゆったり ゆたかに 光を浴びているほうがいい

健康で 風に吹かれながら

生きていることのなつかしさに ふと 胸が熱くなる

そんな日があってもいい

そして なぜ胸が熱くなるのか

黙っていても

二人にはわかるのであってほしい

 

ついでに哲学者クシマゴ先生の祝婚歌もいかがでしょうか。

哲学者が語る愛です。 古本屋にあるかなー。

●『祝婚歌』 串田孫一 村山書店 昭和31年刊行

時代は廻り廻りますね。 まさにリインカネーション。

 

122、桜前線と寒の戻り。

なんだか雨模様の多い4月。 晴れてもすぐにぐづつく感じ。

しかし、しっかりと季節は進み、新緑が芽生え、山は若草色で美しい。

東北の桜前線は過去最速で、各地で開花はしたものの、

寒の戻りで、長く楽しめている様子。

福島・三春のしだれ桜。 素晴らしい佇まいで満開とのニュース。

桜の咲いていない季節に一度訪れた事があるが、

まさに威風堂々とした風格のある桜だった。

日本人の美意識は、限りあるもの、一瞬が美しいとされる。

桜は短い期間で楽しませ、散り行くからこそ、儚くて美しい。

ユーミンの楽曲に『14番目の月』という曲があるが、

満月の日よりも一日前の、完全の一歩手前こそ美しい。 こんなフレーズだ。

「次の夜から欠ける満月より、14番目の月が一番好き。」

まさに美意識だと思います。

桜前線は、生活の節目だとつくづく実感します。

 

さて久しぶりに既読の本を3冊ご紹介。 今回は活字から離れていた1ヶ月だったな。

●『ちょっと気のきいた大人のたしなみ』  下重暁子 青萠堂

「大人のたしなみ」とはその人の身についた生きる姿勢。いい年の取り方をしましたねと言えるかな。 遊び心とユーモアたっぷりの著者」の人生そのもののエッセイです。カッコイイ人は生き方も素敵です。他人を考えるゆとりがあったり、自分への厳しさがあったり、自分を本当の意味で大切にしている人は、他人をもたいせつにしているという事かな

● 『ほんとうの贅沢』  吉沢久子  あさ出版

自分の頭で考え、行動に移せる。それが、自立です。老いてなお、自立して気兼ねなく生きる選択をした著者の自分らしく生きる、生き方が書かれています。 いろいろな人がいて、いろいろな事情がある。いろんな考え方があっていろんな変化がおきている。この基本が大事です。

●『人間力の磨き方。』 池田貴将 きずな出版 

どんな状況にいたとしても「このままでは終わりたくない」と思っているのであれば、

必要なのは、変化と覚悟しかない。自分の弱さと向き合う覚悟さえできれば、

変化はすでに始まっている。

 

114、ひつじ年と年男。

 今日の伊勢崎市は、午後雪に見舞われました。

ようやくの初雪です。すぐ止んでしまいましたが、冬景色もまたよしです。

 

先週末は仕事で、長野・山梨を訪問させていただきました。

どこの土地でも、皆さん力強く生きている。敬服します。

浅間山も、八ケ岳も、富士山もシャキッとしている。

厚着をして、ぬくぬくしている人間とは、態度も違う。そんな佇まいです。

この日は、どこへ行っても富士山に見られてる気がして凛としました。

 

昨年末、冬至にゆず湯に入れませんでしたので、

遅ればせながら、先日、ゆず湯に浸かりました。

柚子の香りと、ぬるぬるの感じが、肌をコーテイングして滑らかにしてくれます。

心からほっこりです。温まります。

日本の伝統・歳時は素晴らしいですよね。

年が明けてから、新年会・挨拶回り・顔合わせで、ずっとバタバタしてましたので、

ようやくゆっくりとお風呂に浸かった感じです。

日曜日は地元の育成会の上毛かるた大会に招待を受け、

子供たちの真剣な目や、姿勢を目の当たりにし、向き合うことを教えられました。

月曜日も連休でしたので、ゆっくりと休もうと思っていましたが、

いつものように起きてしまいました。 早く起きると良い事もあるものです。

早起きは三文の徳でしょうか、冬の朝陽が長く部屋の中まで入り込み、

神棚を照らしていました。まさに神が現れる様に神々しい感じです。

思わず手を合わせました。

 

さて私は、3月の早生まれですが、今年はひつじ年。年男です。 もうすぐ49歳です。

そういう年回りなのでしょうか、今年は、いくつもの頼まれ事が多くて大変です。

どの役職や仕事でも、信頼していただける事、選んでいただける事は、

本当に有難いと感じています。

私に出来る事、お役立て出来る事は、しっかりとやろうと思っています。

頭と体をフル回転です。頑張りますよ。

但し、どうしてもお役に立てないことが出てきます。ご容赦ください。

 

 手元の既読の本、これから読む本が溜まってしまいましたので、

一気に9冊を御紹介しますね。

●『吉田松陰50の教え』 リベラル社

「説明は、いりませんね。長州藩の人間や礎を創った人物。いわば日本を創ったのは吉田松陰でしょう。入門書としては実に良い本です。大河ドラマ『花燃ゆ』みてますか」

●『名もなき山へ』 深田久弥 著 幻戯書房

「日本百名山の著者です。山の魅力が満載の随筆です。山旅は心の柔らかい場所をふれる感じがします。」

●『ご縁で生きる』 真木千明 著 小学館

「福徳神社の宮司さんです。最近聞かなくなりましたが、悪いことをさせない様に、昔の人は、『お天道さまが見てる』と言った物です。私はおばあちゃんによく聞かされました。悪いことはしない様にとの先人の教えです。自分がした事はほかの誰よりも、自分自身がよくわかっている。こんな魅力的なほんです。」

●『光に向かって123の心のタネ』 青森顕徹 著 1万年堂出版

「いつも壁にぶつかり悩んでいますが、悩みの種を和らいでくれる本です。自分が一番苦労していると思っている。他人の幸せばかりが目につき、腹がたつ。ホントは、一番のんびりしているのが私。みんなは、ギリギリ一杯努力しているのだ。これが事実と思えないなら、‘おかげさまで‘と感謝出来ず、‘ありがとうの言葉が出ない‘

●『平常心のコツ』 植西聴 著 自由国民社

「ずいぶん前に購入したのですが、最近は本屋さんの平台にならんでいました。基本的に短気でせっかちで心も乱れがちの私です。そういう方にはもってこいですよ。(笑)上手くいかないのは誰かのせいではありません。人のせいにはしない事です。この本は沢山の方の処方箋になると思います。お勧めです。」

●『あらもの図鑑』 松野弘 著 新潮社とんぼの本

「荒物屋の前を素通りできない私です。日本の職人さんの仕事、手仕事は素晴らしいです。武骨でシンプル、使い勝手最高。民藝・手仕事を愛してやまない私には大好きな本のジャンルです。」

●『夜の木の下で』 湯本香樹実 著 新潮社

「湯本香樹実といえば、夏の庭と思い浮かべる方も多いのでは。心の底の思い出が蘇る。さすがの著者です。戯曲の様な珠玉の短編集です。ハードカバーの帯にこう書かれています。もし恋というものが、相手の持っている時間と自分の時間を重ね合わせたいと願うものなら、あの時僕は、もう恋をしていたのだ。」

●『presents』 角田光代 著 双葉文庫

「人生で巡り合う場面をプレゼントシーンで切り取った12編の短編集です。大切な記憶がよみがえりました。生まれて初めての贈り物は名前です。」

●『家族の見える場所』 森浩美 著 双葉文庫

「家族だからこそ努力を重ね続けていく。またまた家族にスポットを当てる森浩美の短編集です。もうこのシリーズ第7弾です。前の時は、去年、大阪に行く新幹線のぞみの中で一気に読んだっけ。泣ける話が多いんだよね。」

 

108、小春日和とたき火。

 目まぐるしい毎日から連休に。ようやく一息。 

今日は長男と二人きり。普段できない事をやろう。

天高く、突き抜ける青空、小春日和だし、庭の落ち葉を集めて落ち葉焚き。 

親子でたき火の開始。 木炭と薪に火をつけ、風を送る。

気が燃えるパチパチした乾いた音。漂う煙。反射熱の暖かさ。

火は温かい。身も心も温かく休まる。火を囲むと人は優しくなる。

親子二人で、つまらぬ取り止めのない話をしながら火を見張る。

ついでに焼き芋も焼こう。

ホクホクして、甘くて、じつにおいしい。ゆったり火を囲み、時が流れる。

 

昨夜、長野県北部を震源とする地震があり、長野市と小谷村、小川村で震度6弱、

白馬村と信濃町で震度5強を観測した。

住宅が全壊したり、断水や停電も続いてる深刻な状況だ。

震災にあわれた皆様には心よりお見舞い申し上げます。

「東日本大震災の揺れを思い出した」「大きな地鳴りが聞こえた」など、

地震の怖さが蘇る。

2004年の新潟県中越地震。

2008年6月の岩手・宮城内陸地震。

2011年3月11日の東日本大震災。

そしてまたこの大地震。自然は怖い。 

岩手・宮城内陸地震。この時は宮城県名取市のショッピングセンターでMRをしていた。

建物が横揺れを長く繰り返し、立てる状況ではない。物はガタガタと崩れだし、

正直だめかと思った。これが地震の恐ろしさか。痛感した。

東日本大震災は、悲しい事も多かった。

風評被害で野菜も売れず、会社としても厳しい経験もした。

現地は想像以上に状況は厳しかった。伝わらないニュースもたくさんあった。

あれから宮城・岩手・福島と幾度となく訪れているが、元の状況に戻るのは困難だ。

心安らかに平安な日々が訪れるために、個人として出来ること、

微力でもいい。一人一人が考えたい。

 

さて手元にある本と雑誌をご紹介。

(今回は私が愛してやまない民藝関連の本が半分です。) 

● 『92年分の色と形』  柚木沙弥朗  グラフィク社  

(92歳の染色家・型絵染染めの第一人者です。柚木さんの集大成です。アートは感じる事です。

尊敬してやまない方の一人です。)

● 『ぐんまの手仕事1・2 』  上毛新聞社

(伝統工芸からクラフト作家まで、ぐんまの手仕事がわかります。)

●『和楽 12月号 民藝のある暮らしってこんなに楽しい。』 小学館

(民芸の基礎がわかるかも。見て・買って・使って。初心者には教科書ですね。)

●『小山薫堂が90歳のおばあちゃんに学んだ大切なこと』 小山薫堂編 PHP

(京都にあるくれない茶屋というお茶屋のあばあちゃんのたわいもない話ですが、

きちんと人生・暮らしと向き合ってきた方ですので、生き仏か、はたまた天使か。)

〈人はな自分が気張らんと幸せにはならへん。ほかの人がいくらがんばったて、

自分は幸せにはならへんのよ。〉  なるほどですよね。

●『いのちのことば』 佐藤初女  東邦出版

(同じ系統の本が3冊続きますね。心が波立っているのかな。迷っているのかな。(笑)

90歳の初女さんの言葉には、深い洞察と真実があります。)

受け入れ、見守り、育て、赦すのが 「母の心」。母の心は女性だけでなく、男性にも必要ですね。

自分を見つめることもせず、相手に原因を探しても何の解決にもならない。

相手ではなく自分と向きあうことですね。

●『ことばの形見』 今井美沙子 作品社

(作家・今井美沙子が幼少時教わった、50の言葉です。日本から失われつつある昭和の品格と道理です。人としてやってはいけないこと。やるべきこと。洗心です。)

にこにこするとが、子供の仕事。人にしてもろうたことは忘れんな。

目に見えんもんが大事。程度ばしらん人間ほど、恐かもんはなか。

 

107、暖房初日。

 秋が大好きなせいか、もうすでに初冬に突入しているにも関わらず、

まだ晩秋だと騒いでいる。往生際が悪い。

街路樹はきれいに色づき、冬の訪れを知るかのように葉を落とす。

葉っぱのジュータン。初冬の準備をしているようだ。 

太陽も低く、やさしい光が街を照らす。

小春日和の穏やかな日が続く。山口百恵さんの名曲「秋桜」のようだ。

群馬の冬は風さえなければ穏やかだ。

初雪の便りも舞い込む。

谷川岳、男体山、赤城山、浅間山、遙か遠くのお山も初冠雪。

県北は雪雲が覆い、遠くにそびえる浅間山は、雪化粧して富士山の様だ。

まさに群馬の冬景色。

 また気温が0度を下回り、初霜・初氷になると、人は暖房を使い始める。

ストーブ・ヒーター・こたつ、暖房用品揃い踏み。

この使い始めの日を「暖房初日」というらしい。

毛布1枚から掛布団が加わり、ズボンの下にはスパッツ。ヌクヌク。寒い訳だ。

 

それにしても今年の群馬県は活気づいている。

富岡製糸場と絹産業群の世界遺産登録、ぐんまちゃんのゆるキャラ日本一。

先週の東日本女子駅伝の群馬チーム優勝。これだけ華々しいのに知名度がない。

群馬県のブランド力向上には結び付かず、、、。

 

先日の日曜日、本屋さんで本を物色。

ある1冊の本を立ち読み。

鎌田實 著   『1%の力』 河出書房新社

 

 

大事なものを守るために、100%の力を注ぎながら、「もう1%の力」を、

他人のために 誰かのために生きる。こんな内容でした。

熱い思いが100%を超えていくと新しい世界に出会え、人生は輝きを増すと、、。

 もう少し、頑張る、頑張る。

人は年を重ねると熱量が低くなる。冷めてしまう。あきらめてしまう。

変に大人ぶらず、笑い、怒り、泣き、喜び、苦しみ、豊かに生きたいものだ。

1%に出会うために。