22、実りの秋・新潟

今日はお客様方と新潟県魚沼市へ、お米と地場野菜の視察に行きました。

さすが米処・新潟です。見渡す限りのたんぼです。

天高い空、実りの秋、心地よい風が抜けていきます。

山々からの清流が集まり、魚野川では落ちアユ釣りのシーズンです。

天候にも恵まれ、お米のレクチャーを受けましたが、、目からうろこの話しばかりでした。

お米の試食では、ぶどう畑の場所が変わると味が違うのと同じで、

同じ品種のお米でも、採れる場所により、こんなに違うものかと驚かされました。

我が社は包装資材・袋屋ですので、農業の知識はいらないのでしょうが?

いえ、そんな事はありません。

お客様の商品を熟慮し、その商品(需要)に合った製品を提案(供給)します。

商品をよく知れば、おのずと商品の性質・特性を生かせるパッケージを提案できます。

そのためには、農業の知識・エクステリアの知識・工業製品の知識も必要です。

その分野のエキスパートになる事がプロフェショナルだと思います。

 

21、オリンピックとパラリンピック

今年は4年に一度のオリンピックイヤーです。

日本選手団、開幕すると過去最高38個・史上最多のメダル獲得数で、

連日連夜、テレビに釘付けでした。

忘れてならないのは、オリンピックも「事業仕分け」で補助金のやり玉に

あがった事です。

オリンピックの選手強化予算は日本27億・韓国150億・アメリカ165億です。

日本はこの予算の低さの割に、メダル過去最多です。大健闘ですよね。

ナショナルトレーニングセンターの活用等、功を奏している要因もいくつかあります。

それでも少ないと思いませんか。予算。

やはりこれだけ国民のモチベーションを上げてくれることが出来るイベントも

少ないですし、もう少し、予算をつけてあげてもいいのでは。

 

さらにお祝いムードも過熱し、ついに8月20日には、五輪メダリストによる、

凱旋パレードが行われました。50万人の大観衆が詰め掛け、歓喜に沸いておりました。

反面、パラリンピック閉会後に、パラリンピックのメダリスト達も交えての

パレードをして欲しかったと言う声が多いのも事実です。

他国では、オリンピックとパラリンピックを同等にとらえ、両者が一緒にパレードを

するのはごく当然な事です。日本の様なお馬鹿な国は、縦割り社会ですので、

オリンピックは文科省、パラリンピックは厚労省という図式ですよね。

国民にはどうでもいい話です。勝手に仕切られているので、物事を進めたいのに

進まずに、全体の輪郭もぼやけて見えません。

保育園は厚労省、幼稚園は文科省という図式とよく似ています。

勝手に管轄を分ける縦割りの為、最終的に国民が迷惑する。

何故歩みよれないのでしょうか。

 

しかし、パラリンピックの選手はハンデがある分、心持ちが潔い。

先日のパラリンピック・柔道(視覚障害)男子100K超級で、正木健人選手が

パラリンピックロンドン大会金メダル第1号に輝いた。

正木選手はメダル獲得後のインタビューで、「生んでくれた事に感謝しています」

「柔道という自分を生かせる道があり幸せだ」とコメントしていた。

弱視と言うハンデが進んだにもかかわらず、今自分にない物よりも、

自分にあるものを喜ぶ事の方が素晴らしいとのコメントです。

あれがない、これがないと出来ない事を嘆くより、与えられた状況に満足し、

出来ることに「喜び」や「価値」を見出せる彼の気持ちは素晴らしいですね。

凛とした気持ちが続けば、連覇も期待できそうです。

 

20、仕事の手帖③ 信条

先日、民放テレビで、カルビーの松本会長が御出演されておりました。

司会の方からは、これほどシンプルで正統的な信条を見た事がないと、

感嘆する信条(credo)でした。

このカルビー社の信条は、以前在籍しておられたジョンソン・エンド・ジョンソン社の

信条がベースになっています。

簡単に私なりに略すと「顧客・取引先、従業員や家族、地域社会、株主に対して、

誠実に行動すれば、尊敬・称賛され愛される会社になるという事」です。

これが、会社の存在意義であり、事業運営の核となります。

信条とは、わかりやすい行動指針であり、不変的なものです。

経営指針は会社の良心です。会社の思いです。

私も「会社の信条」を明確にし、道筋をつけたいものです。

 

19、仕事の手帖② テクニック

前回のブログで、売上目標・数字をクリアするためにどうパフォ―マンスするかが

大事だと前述しました。

しかし、パフォーマンスをするには、テクニックが必要となります。

いかにお客様・顧客のニーズにマッチした製品やサービスを提供できるか。

生み出せるか。それしかありません。

いくら高い理想を掲げても、テクニックがなければ、物事を実行出来ません。

テクニックがあって始めて理想を現実にする事が可能です。

テクニックをつけるには、経験と沢山の事を自ら学ぶ事です。

学ぶの語源は「真似ぶ」から、「真似る事」は「学ぶ事」です。

 

18、仕事の手帖① パフォーマンス

昨日、月末のミ―ティングをしました。

当社は9月末が決算ですので、営業部門・製造部門共に、残り1ケ月をどう捉えるか、

また来期に向け、どう展開するかのヒアリングと話し合いです。

毎年変わりませんが、営業部門は売上・コストの数字に対する意識です。

昨年度対比をクリアするという前提。個人としては月の売上・年間の売上を設定し、

数字をクリアするようにどうパフォ―マンスするか。

「今現在、何をすべきか。」「短期的に・中期的に・長期的に何をすべきか。」

明確な目標を設定し、進捗状況をチェックしつつ、数字をクリアするため、

どう行動するか。数字という結果をだせる様にパフォーマンスができるか。

製造部門は、いかに無理・無駄・ムラをなくすかです。

製造ロス・機会ロスを減らし、作業効率を上げて、利益を上げる事がテーマでしょうか。

残念ながら、どの会社も往々にしてオペレーターさんは、製造工程の失敗を、

ゴミとして扱います。失敗した材料や不良品も大事なお金なのです。

品物や原料や材料=お金 と言うコスト意識がないと、ゴミ扱いですので、

いつまでもロスは減りません。こうした日常化は現場の落とし穴です。

ロスを減らす意識・自信の作業性の効率化・品質のよい製品にこだわり、

継続して取り組む事が、製造部門テーマです。

最高のパフォーマンスが、出来る様になれます様に。

 

17、うばい会えば足らぬ わけ合えばあまる

相田みつをさんの詩、「うばい合えば」です。

震災後、世界中の人々は日本人の行動の根幹である秩序・礼・義に感嘆しました。

相田みつをさんのこの詩は、そんな日本人の、いわば品格です。

本来日本人はこういう感情を誰もが兼ね備えていました。

眠っていた礼や義が、目覚めただけなのかもしれません。

震災という困難な状況が、気付かせてくれたのかもしれません。

当たり前の言葉ですが、奥は深いです。

日常生活でも、仕事の中でも、同じです。

欲をかかず、おごらない事です。

この詩を、忘れぬよう胸に刻みたいものです。

16、震災を憂う②

先週、出張で山形を訪問させていただきました。

お客様におかれましては、大変お世話になりました。

山形南陽市のぶどう畑も沢山の太陽を浴び、もうすぐシーズンインです。

このところ、太平洋高気圧が強く張っているので、秋の様な高く澄み切った青空です。

さて、行き帰りの高速道路・東北自動車道で感じたのですが、

まだ震災の影があり、舗装作業の災害復旧をしておりました。

東北の大動脈である高速道路でもまだこの程度の進捗状況です。

どんどん元の状態に戻すように仮復旧は終わっていますが、

未だ、でこぼこな個所もあります。

 

道路復旧に限らず、東北のどの町でも、関係各位の方々は本当に頑張っています。

しかし、この国の政治では、復興のスピードを上げるのは困難です。

先週も野田首相とデモの代表とが、会合を持ち話し合いとの事でしたが、

お互いの主張ばかりで、話は進展しません。単なるガス抜きの会合になりました。

今何をすべきか。1年後に何をするのか。5年後に何をするのか。

本当に震災に遭われた方々の生活を元に戻すように。早く指針を!

原発という日本のアキレス腱は、コストが安くすみ、高電力が得られる重宝さで、

安全というガイドラインを捨てて、商品として、利権の対象になりました。

利権が絡む商品である以上、代替エネルギー開発に時間がかかるとか、

慎重に日本をデザインするなど、核心を先送りし、引き延ばす話しばかりです。

儲かる商品は大事なのでしょう。残念なことです。

この国は震災に対して、レイクイエムを歌える資格があるのでしょうか。

だれが指針を示すのか。

本当に困っている方々が苦しまぬ様に。

この続きはまたの機会に。

 

15、沢遊びと夏の終わり

お祭りも一段落し、お盆休みに叔父と子供たちと、沢遊びをしてきました。

桐生市の鳴神山の麓の沢筋での川遊びです。

鳴神山は1000mにも満たない低山ですが近年は花のお山でも有名です。

私はこの山のアカヤシオの花が大好きです。

沢に下りて沢ガニ探しです。

バケツに沢山の沢ガニを捕まえました。

 

涼やかな清流の日がな一日です。

僕が子供のころは、まだ沢山自然と共に遊べました。

清流の冷たさ・入道雲・ひんやりと通り抜ける風。

祭りのあと。

夏の終わりを感じると何故、物悲しくなるんでしょうか。

まだまだ夏です。さあ、残暑を乗り切りましょう。

 

 

14、やるきスイッチ

個別指導・学習塾をなさっているスクールIE様のやる気スイッチのCMをご覧に

なった事があると思います。このCMは中学生であろう男の子が、元気も覇気もなく、

なんとなく過ごしている日常の中で、突如、やる気が芽生え、スイッチが入るという

設定です。

子供たちに向けたCMですが、決して大人に関係のない話ではありません。

むしろ大人こそ、どう『やるきスイッチ』が入るかが大事だと思います。

目標に向かい進むべき道が見えたり、仕事への姿勢が変化し意欲がわいたりと

突然訪れる変化をスクールIE様では、『やるきスイッチ』と命名したそうです。

やる気になる為に、どうアドバイスするか。どう気付かせるか。どう自信を付けさせるか。

気持ちの中心に届くのか、気持ちを掴んで表にだせるか。

『気』が付く文字はたくさんありますが、気まぐれで掴みどころがないです。

私たちの心は『気』です。『気』が入る、気づく事が、自発的に『やるきスイッチ』が

入る事だと、私は勝手に認識しています。

気づいたらアクションを起こし、継続し続ける事です。

 

13、降りるか、上がるか。

ほんの少しの差が、大きな差になっている事はよくある事です。

やるか、やらないか。聞けるか、聞けないか。気づくか、気付かないか。

動くか、動かないか。積極的に動くか、横着するか。

勝負するか、逃げるか。

判断はいつも紙一重です。ほんの少しの差だけです。

決断する背景には、経験・知識・知恵が必要ですが、出来るか、出来ないかは、

気づきとやる気です。一つ一つの決断が、人生の道筋をつけます。

松任谷由実のアルバム、「天国のドア」に入っている「A(エース)はここにある」

ではないですが、

「おりるかあがるか さあふたつにひとつ」

やるかやらないか。あなたの手持ちのカードにエースはありますか!

エースのカードは持てないにしても、ぶれない気持ちで判断し、

決めた事は、信じて突き進みたいものですね。